祖父母が作った、このフラワー園を守りたい


嬉野市塩田町の〈志田フラワー園〉内にあるカフェ&ブーランジェリー「Ensoleillé×
HITOTSU(アンソレイエ×ヒトツ)」。このお店ができたきっかけは、店主・桂さんの祖父母が丹精込めて作り上げたフラワー園を守りたい、という想いからでした。
〈志田フラワー園〉は、桂さんの祖父母である川原さん夫婦が、竹やぶだった土地を切り開き、5年もの歳月をかけて手作りした花畑です。現在では、菜の花やネモフィラ、ツツジ、紫陽花、ひまわり、コスモス、紅葉など、四季折々の花が楽しめるフラワー園として、地域の方々はもちろん、花のピーク時には県内外から多くの人が訪れます。しかし、そんな祖父母の想いが詰まったフラワー園も、さまざまなトラブルに見舞われ、一時は存続の危機に立たされました。フラワー園ができあがっていく過程や、その大切さを間近で見てきた桂さんは、『この場所を残したい』という気持ちを強く抱くように。さらに、いつかこのフラワー園の中で、カフェを開くことも思い描いていました。そこで東京から2023年にUターン。フラワー園を守ること、そして人が集い、憩える場所をつくることを決意します。
2024年3月、園内にあった小屋を改装し、念願だったカフェをオープン。現在はフラワー園を見守りながら、時にはイベントを企画するなど、日々奮闘を続けています。園内には遊具やドッグランもあり、子ども連れや愛犬家にもやさしい空間。取材時には芝桜やネモフィラ、チューリップなど春の花々が咲き誇り、穏やかな時間が流れていました。季節の花を眺めながらゆったりと過ごすひとときは、ここでしか味わえない特別な時間です。
ふたりの想いが重なり、カフェは次のかたちへ
【本文B】
「Ensoleillé」は、店主の桂さんが東京とフランスで修業を重ねてきたパティシエとして始めたケーキ屋です。店内にはチーズケーキやガトーショコラ、旬のフルーツを使ったケーキ、焼き菓子などが並び、ひとつひとつに丁寧な仕事が感じられます。
そこに新たに加わったのが、福岡でフレンチシェフを務めてきた旦那さんの存在。東京、静岡、フランス、福岡と約8年にわたりフレンチレストランで経験を積み、前菜からデザートまでを手がけてきたシェフが、Ensoleilléの中でパン屋「HITOTSU」として店を構えることになりました。日替わりで12~13種類ほど並ぶパンは、ハード系を中心に展開し、酵母や生地、合わせる具材にまでこだわりが詰まっています。
2026年4月には店舗を改装し、飲食スペースを新たに増築。テーブル席とソファ席を備え、スイーツやパンのイートインはもちろん、子ども連れでも安心して過ごせる空間に生まれ変わりました。そして金・土・日曜日限定で、『パスタランチ』の提供もスタート。パスタは4種類 Ⓐ自家製サルシッチャ、Ⓑアラビアータ、Ⓒ温泉卵のカルボナーラ(+100円)、Ⓓボロネーゼ(+200円)から選べます。取材時にいただいた「温泉卵のカルボナーラ」は、自家製パンツェッタの旨みと削りたてのグラナ・パダーノが調和した一皿。温泉卵を割って仕上げることで、コクがありながらも軽やかな後味が広がります。セットには、嬉野市の五町田酒造の「東一」純米大吟醸の酒粕を使った酵母で仕込むカンパーニュ、サラダには自家製ドレッシングをかけ、前菜代わりにオムレツ(日によって異なります)を添えるなど、一皿一皿に工夫が感じられます。
パン、スイーツ、そして食事。夫婦それぞれの得意分野を重ねながら、ふたりはこれからも、ひとつのケーキ、ひとつのパン、ひとつの空間から、笑顔が広がる場所を育てていきたいと語ってくれました。
【ランチ・カフェタイムの予約について】
インスタDM・電話・LINEより、希望日時・人数・お名前・電話番号をご連絡ください。
| 名前 | Ensoleillé×HITOTSU(アンソレイエ×ヒトツ) |
|---|---|
| 営業時間 | 【ケーキ・パンのテイクアウト】11:00~18:00 【ランチタイム】12:00~14:30(L.O.)※金土日のみ 【カフェタイム】15:00~18:00 ※金土日のみ |
| 定休日 | 火・水曜日 |
| 駐車場 | 園内に10台(無料)、園外に第2・3駐車場あり |
| お問い合わせ | TEL 080-9710-1722 Instagramはこちら |
| 住所 | 佐賀県嬉野市塩田町久間甲3071-151 |
| 注意事項 | 掲載情報は取材日(2026年4月)時点のものになります。最新情報は店舗インスタグラムをご確認下さい。 |






















