波佐見町に誕生した、ものづくりと人が繋がる交流拠点


編集部が今回訪れたのは、2025年9月にオープンした「そとがわとなかみ」。岩㟢紙器(いわさきしき)が手がける複合施設で、積み重なった貼り箱を思わせる建物には、ミュージアムやギャラリー、カフェ、ショップが揃い、“ものづくりと人がつながる交流拠点”として注目を集めています。岩㟢紙器は創業70年の歴史を持つ、貼り箱や紙器の専門会社。これまで企業間での取引を中心としてきましたが、「手にしている箱は、どこで誰が作っているのか」を知ってもらいたいという思いから、消費者にも身近に感じてもらえる場としてこの施設をオープンしました。
ここでぜひ立ち寄りたいのが「なかみcafe by JUNE COFFEE」。長崎市に本店を構える人気のベーカリーカフェが監修するカフェで、BOXミュージアムを併設した店内や屋上テラスで、本格的なコーヒーや食事が楽しめます。メニューにはJUNE COFFEE焙煎のオリジナルブレンド豆を使ったアメリカーノやカフェラテなどの定番に加え、そとがわとなかみのテーマカラーであるブルーをイメージしたクリームソーダなど種類も豊富。フードはBLTや照り焼き、ガーリックシュリンプの3種のハンバーガーを用意。長崎県内を中心に仕入れた食材を特製バンズでサンドしたボリュームたっぷりの一品です。ワッフルは店内で生地から焼き上げており、ベーコンエッグやツナマヨなどのお食事系に加え、チョコバナナ・塩キャラメル・レモンヨーグルトなどデザート系も充実。いずれもテイクアウト可能で、屋上テラスを利用する場合はテイクアウト容器での提供となります。
体験で広がるパッケージの世界
さらに注目は、オリジナルの貼り箱を制作できる「Box Lab(ボックスラボ)」。好みの形と紙を選び、世界に一つだけの仕上がりにできます。完成した箱は贈り物やインテリアにもなり、制作過程そのものが思い出になる体験型コンテンツ。パッケージに込められた“そとがわ”と“なかみ”の物語を体感できるのが魅力です。ショップでは、岩㟢紙器オリジナル製品や、同社がパッケージを手がけたこだわりの商品が並びます。おみやげやプレゼント選びにもおすすめです。加えて、ギャラリースペースではアーティストの展示やメーカーのPOP UPも開催予定。訪れるたびに新しい発見がある、波佐見の新たな交流拠点です。
| 名前 | そとがわとなかみ |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~17:00(カフェ L.O.16:30) |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は営業) |
| 駐車場 | 26台(無料) |
| お問い合わせ | Instagramはこちら |
| 住所 | 長崎県東彼杵郡波佐見町田ノ頭郷202-1 |
| 注意事項 | 掲載情報は取材日(2025年10月)時点のものになります。最新情報は店舗インスタグラムをご確認下さい。 |




















