時間をかけて育てた夢が形に。駅近に佇む、心落ち着くカフェ。


編集部が訪れたのは、JR多久駅近くに2024年12月オープンした「Coffee Roast HONO」。
江口さんご夫婦が営む、自家焙煎コーヒーと手作りスイーツが自慢の小さなカフェです。店名の“HONO(ホノ)”は、病気で亡くなった長女・穂花(ほのか)さんの名前にちなんで名づけられました。扉を開けると、やさしく落ち着いた雰囲気が広がります。
もともとコーヒー好きで、自家焙煎を趣味にしていた江口さん。「いつかコーヒー屋さんを」と夢を語っていた頃、『コーヒーだけじゃなく、何かほかにもあったほうがいい』と穂花さんから助言をもらったといいます。江口さんはその言葉を胸に、穂花さんが亡くなって約半年後、35年勤めた会社を退職し、県内の調理製菓専門学校へ進学。1年間学んで国家資格「製菓衛生師」も取得しました。コーヒーを軸に、お菓子という“もう一つ”の魅力を添えて、多くの人に支えられながら、多久のまちに一軒のカフェが誕生しました。
豆の香りに満たされる店内で、“お気に入りの一杯”を。
お店の魅力は、何といってもコーヒー。産地にこだわって厳選した豆を、店内の焙煎室で酸化を避けるため少量ずつ丁寧に焙煎しています。種類も豊富で季節限定の豆も登場。注文が入ってから豆を挽き、ハンドドリップで淹れるため、店内にはふわりと香りが広がります。好きな豆を指定できるのも魅力で、“端から順に試してお気に入りを探す”という常連さんも。あえてオリジナルブレンドを作らず、シングルで提供しているのもこだわりのひとつで、豆そのものの個性をまっすぐ味わってほしい、という想いが伝わってきます。
ケーキや焼き菓子はすべて手作りで、甘さは控えめ。地元・多久の相浦ファームの滋養卵や、よつばバターを使用するなど素材にもこだわっています。一番人気は、バスクチーズケーキ。甘さが抑えられている分、チーズ本来の濃厚なコクと爽やかな酸味が主役となり、舌の上でなめらかに溶けていく食感も印象的です。
常連さんに親しまれる一方で、地域との繋がりも大切にしており『これからも地域の人に気軽に来てもらえるお店になれば』と江口さんは話します。香り高い一杯と、やさしい甘さのお菓子。そして、ほっとできる空気に包まれながら、ぜひ“お気に入りの一杯”を見つけてみてください。
| 名前 | Coffee Roast HONO(コーヒーロースト ほの) |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 定休日 | 火・水曜日 |
| 駐車場 | 店舗前に3台(無料) |
| お問い合わせ | Instagramはこちら |
| 住所 | 佐賀県多久市北多久町大字小侍5866 |
| 注意事項 | 掲載情報は取材日(2026年3月)時点のものになります。最新情報は店舗インスタグラムをご確認下さい。 |



















