波佐見焼で愉しむ絶品和食ランチ

長崎県と佐賀県の県境に位置する波佐見町一帯で生産されている磁器「波佐見焼」。近年ではおしゃれなカフェや雑貨店などでも見かけることが増え、その名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。江戸時代、日本で磁器生産が始まって以来、波佐見町は隣町である佐賀県有田町とあわせ、日本最大の磁器生産地となりました。モダンなデザインが多く、丈夫で日常食器としても使いやすいことから、幅広い世代のうつわ好きからも注目されています。今回は、そんな「波佐見焼」を使った、色鮮やかなランチが人気の和食店「AKARI ~月光~」をご紹介します。

県道1号線沿いにあるこちらのお店。淡いオレンジ色の外観が目を惹きます。戸を開けて中に入ると、まず飛び込んでくるのが月の形をした竹製のオブジェ。店名に入っている「月光」にぴったりの空間に心躍ります。半個室は全部で6つあり、落ち着いた和の空間でゆっくりと食事を楽しむことができます。昼は波佐見焼御膳のほかに、すき焼定食、チキン南蛮定食があり、夜は長崎和牛を使ったしゃぶしゃぶのコース料理を楽しむことができます。(夜は完全予約制です)

※掲載内容は2020年12月時点の情報です。

波佐見焼に興味を持ってもらうきっかけ作りに

店主の吉岡さんは宮崎県出身。福岡や名古屋の和食店で10年の修業を経て、奥様のご実家がある波佐見町で2013年に現在のお店をオープンされました。来店される方の9割が注文するという「波佐見焼御膳」は、『波佐見焼に興味を持ってもらう』をコンセプトに吉岡さんが考案されたメニュー。 どの窯元さんも作られている「蕎麦猪口」に目をつけ、それを小鉢に見立てた品数豊富な御膳です。

「せっかくなら波佐見らしいことをやりたいと思った。蕎麦猪口ひとつでも窯元さんによって柄や形に違いがあるので、これを集めて1つの箱に入れたら面白いかと思って…」と、このメニューが生まれたきっかけを伺い、吉岡さんの波佐見愛を感じました。器はお店に在庫があればその場で購入することも可能。販売されているお店や窯元の場所も教えていただけますよ。

季節の旬な食材を使った料理は、どれを食べても絶品。鮮魚は毎朝、吉岡さん自ら直接佐世保魚市場に赴き仕入れたものを、野菜は波佐見町産のものを使用し、背伸びをしすぎない、少し変わった食べ方でいただけます。

地元の窯元×飲食店でのコラボ企画が好評だったこともあり、今後も継続して面白い取り組みが出来ればと話されていました。

「波佐見焼×食」の今後の展開に期待です。

※掲載内容は2020年12月時点の情報です。

名前 AKARI ~月光~(あかり)
営業時間 ランチ 11:00~14:00(13:45 O.S.)
※14:00以降はご予約のみ
定休日 月曜日
駐車場 有り
お問い合わせ TEL 0956-85-7267
住所 長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷1158-1
価格 ランチ 1,100円~、ディナー 4,000円~(税込)
お願い ランチタイムの料理・お席は予約可能です。
土曜・日曜は、法事・祝事のお客様で貸切の場合がございます。
ご来店の前にお電話ください。
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