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今年2月、神戸で小顔補正立体カット「STEP BONE CUT(ステップボーンカット)」の総会が開催された。そこで日本一という栄えある賞を受賞した、ヘアアーティスト野口荘史さん。彼の目標へとひたむきに歩み続ける強さの根底に迫った。

常に目標に向かう姿勢

有田町に生まれ、父親が理容師という環境で育ったが、この仕事に全く興味がなかった学生時代。音楽に魅了され、バンド活動にのめり込む日々を過ごす中で、東京で音楽活動をしたいと思うようになった。父親に相談したところ、都内に理容の修行先があるからまずはそこに行ったらいいと勧められた。すぐ辞めるつもりで上京。しかし修行先では数多くのヘアコンテストで世界チャンピオンの実績を持つ、師匠田中トシオ氏や、ゼロからスタートした彼に、厳しくも根気強く指導してくれる先輩に出会ったことで、想いが少しずつ変化していった。

外部から遮断された7年間に及ぶ寮生活では、技術だけでなく多くのことを学んだ。先輩達の分まで食事の準備を任されていたが、段取りを考え時間内にやり遂げるという訓練となった。理容師として学び続けた結果、様々なコンテストで入賞。アジアのチャンピオンまで上り詰めた。努力が実る喜びを知ることができたのは、今でも大きな心の糧になっているという。

しかしバンドマンの夢も捨てていなかった彼は、今まで指導してくれた師匠と先輩に相談。「やりたいことをやって次につなげろ」と言うシンプルな言葉に胸を打たれ、まずは3年間、音楽に身を捧げることを決めた。

下積み時代の教えを元に、最初に目標を立てた。「1,000人が集まるステージで歌い、テレビや雑誌、ラジオへ出演する」というものだ。そこで、憧れだったパンクバンドJUNIOR(ジュニア)の機材運びをしながら、音楽やステージのノウハウ、演出などを学ぶ。リスペクトしていたベーシストPassy(パッシー)を仲間に招き、その縁から運よく全ての目標を2年目にして叶えることができたという。

次に進む道を模索したところ、美容師の世界でもっと成長したいと思うようになった。ずっと指導してくれていた先輩が急な事故で亡くなり、教えを無駄にしたくないという思いもあったからだ。同期が神奈川県で大きな店舗を立ち上げた際には、オープニングスタッフとして店創りから携わり、理容と美容のユニセックスなサロンを目指した。4年程で繁盛店となり、そこでの目標が達成され、次は【独立】を目標に掲げる。以前から親交が深かった、亡くなった先輩のお兄さんが経営する和歌山県の美容室Q’z Tokyo(キューズトウキョウ)で更に技術を磨き、経営も学んだ。その後地元に戻り起業。そして今から2年前、彼を日本一に導いたSTEP BONE CUTと出会う。

 

小顔補正立体カット

STEP BONE CUTとは、西洋人のような立体的な骨格を作り、その人に合わせた小顔を作り出す新しいカット技法で、世界初の小顔技術特許。ブロックごとにフォルムを作り上げ、日本人に多い絶壁や平面的な骨格を矯正し、キレイに見せることで頭が小さく、首が長く見え全身のバランスがよくなるという。専用のミストと専用シザーを使い、髪をなめらかに、丁寧に余分な髪を切り落とす。レザーを使わず削ぎもいれない技法のため、髪が傷まずにバサバサせずキレイな質感に仕上がることも嬉しい特徴のひとつだ。

未来へつなぐ想い

今年、全世界に発信している海外出版の、日本を代表する100人のヘアデザイナーにも選ばれ、益々活躍の場を広げる彼に今後の夢を伺った。

「実は和歌山の先輩も4年前に脳腫瘍で亡くなり、尊敬する2人が亡くなったんです。僕はその2人の生きた証を残したい。学んだことを自分の中だけで終わらせず、次世代にもずっと残せるように講師としても力を注いでいく。田舎を理由に力を発揮しないということはしたくないので、小さい町からでもどんどん発信していきたい。これは最期までの目標ですね」と熱く語ってくれた。

店名であるラポルカとは2拍子の舞曲を指す。お客様の笑顔とスタッフの喜びが、2拍子のリズムを刻むようなサロンという想いが込められている。理念である「お客様の笑顔は我々の最高の喜び」を胸に、今後もお客様の心と身体と髪の毛を癒し、笑顔へと導いてくれるサロンであり続けてくれるに違いない。

hair relaxation La Polka

代表 野口 荘史

 

TEL 0955-25-9118

西松浦郡有田町本町丙1530-5

営業時間/10:00~18:00

土・日・祝10:00~17:00

店休日/月曜・不定休

https://la-polka.com

株式会社三光 muchu!編集部 TEL:0955-23-5808

〒848-0022 佐賀県伊万里市大坪町乙4161-1